2020年2月1日〜2日、飯舘村「きこり」にて、
「2020あぶロマツアー!冬!までい いいたて 冬しごと」を開催しました。
ちょっと特別だった2日間の様子、ごらん下さい。
今回のツアーは、「わら」と仲良しになりたいプログラムがメイン。刈り取って乾かし、脱穀したものを使います。
まずは、「わらすぐり」
1把のわらを振ってゴミや雑草を落としたあと、ハカマを指でそぎおとします。その後、湿らせて、ちじん棒という木槌で打ちます。
これでわらの準備は完了です。
すぐったハカマは、「わらしび」といって、集めて布団皮に入れたら、わらぶとんにもなります。
そして、凍みもちと凍み大根作りに入ります。
今回の凍みもちは、餅つきしてから成形まで2〜3日かかるので、成形済のものを使いました。餅の材料や作り方を先生から教わって、やった気になって始めます。
10個のお餅をわらで吊るせるように編むのはなかなかムズカシイ〜
大根は、皮をむいてやわらかすぎないように茹でで、紐を通して、水に浸けておきます。
ここまで準備したら、あとは気温が下がるのを待ちます。
その間に夕食の準備!餅つきです。
臼と杵でみんなで餅つき。イベント感ありますね。懐かしむ人、初めての人、ふかしたもち米の美味しさを教えてもらったり、得意の餅取りを披露してくれたり、みな笑顔がこぼれます。
夕食は、バラエティ豊かなお餅料理いろいろと、田舎料理の定番お煮しめ、白和え、いかにんじんなどなど。
つきたてのお餅は、そりゃ美味しい!
夜は、天文講座その1
今回は、寺薗先生と杉中先生の豪華コラボ。
天文ソフト「Mitaka」を使って、宇宙の果てまで解説していただきました。参加者からも鋭い質問がとびます。「コロナウイルス、て、天文と関係あるんですか?」「姿が太陽のコロナに似ているので名前がつきました」なんてことまで解決です。
そして、外に出て飯舘村の星空を眺めます。お勉強したての星空がそのまんま広がって、当たり前の事に感激して、また笑顔がこぼれます。お月さまもにっこり?
やっと氷点下になってきたので、凍み物を吊るして、1日目は終了です。
飯舘村の冬は氷点下15°くらいが当たり前の予定でしたが、だいぶん気温が高くて、ちょっとできあがりが心配です。
2日目は、早朝のお散歩からスタート。日の出前に集合して、先生のお話を聞いてから出発します。今年は雪がなくって、動物の足跡は見つけられそうにないので、目標は松ぼっくりのエビフライ?!
キツツキの館にびっくりしたり、美しい日の出にうっとりしたり、、、早起きはなんぼもお得です。
朝食の後は、天文講座その2
テーマは、この夏にたくさんの探査機が目指す「火星」です。火星探査の過去・現在・未来についてを、お二人がかりで、分かりやすく、甘やかさず教えていただきました。
そして、一番の大仕事。わら細工です。
昨日すぐっておいたわらをつかって、タペストリーを作ったり、もじって、わら草履をつくります。
わら草履は、まさに一筋縄にはいかず、、、。まさかの完成者0でした。次回わら草履の企画をするときには、2日間たっぷり時間をとりましょう。
お昼ご飯をいただいて、閉会式をして終了です。
あっという間の楽しい2日間でした。
吊るした凍み物は、現在進行中です。
できあがりましたらお届けしますので、いましばらくお待ち下さいませ。
お申し込みいただいたみなさま。
講師の先生方々。
関係各所とスタッフのみなさま。
今回もステキなツアーにしていただき、本当にありがとうございました。
また、お会い出来ますように。