2019年2月2日から3日、1泊2日のあぶロマツアーを川内村いわなの郷にて、
20名の参加者の皆様をお迎えして、開催いたしました。
極寒の雪景色を想定していたのですが、予想外に雪もなく穏やかな2日間でした。
ここからは、時系列でご紹介します。
ツアーの3日前から、今回の1番目のポイント「発酵」の元「米麹」が静かに準備に入りました。
そして、皆さんの到着前には、皆さんをお迎えするカレーが準備されます。
皆さんが到着したら、いきなりエプロン、三角巾、名札を装着していただき、何の迷いもなくセルフサービスのカレーの列に並んでいただきます。実はこのツアー、リピーターさんが多く来てくださるので、いい感じに初参加の方々をリードしてくださいます。
カレーで幸せになったら、ミーティングをして、ツアーの流れを確認して、まずは甘酒と味噌作りです。
甘酒にするおかゆをセットします。
噌(みそ)⇨宇宙(そら)の先生方が、しりとりのように並んでくださいました。
一人分ずつの柔らかく茹でた大豆と、麹、塩を受け取り、最初にビニール袋の中の大豆を手や先の丸い棒をつかって潰します。その後、麹と塩を混ぜてお味噌の元を作ります。
これをお持ち帰りして、おうちの涼しいところで寝かせて、8月ごろにはお味噌になって食べられます。(予定)
セットしておいたおかゆもできあがりました。麹を混ぜて温度を調節して保温します。飲むのは明日の朝のお仕事です。
続いて郷土料理にかかります。メインはお餅。
箸休めに、ふるさとの味煮しめ、と、浅漬けも作ります。
お餅といえば、お雑煮?
じゅうねん(エゴマ)をすってできるのは、、、
じゅうねんもち!
さいもち!
デザートには、あんこもち!
大根おろしの辛味餅もあったのですが、写真がありませんでした。大根1/2をおろすの、とてもたいへんでした。
準備が完了したら、もちつきをします。臼と杵でがんばりました。
もちつきと、ついた餅をちぎって味付けるのは同時進行。忙しい!
固くならないうちにつきたてを食べたいので、がんばります。
いわなの郷ですから、いわなの塩焼き。餅三昧。一生懸命つくってみんなで食べるんですから、おいしくないわけないですね。
たくさん食べて幸せになったところで、「てらきん先生」こと、会津大学の寺薗淳也先生の天文講座その1です。
今晩と明日朝の星座や星空のことをお勉強してから、外に出て、空を見上げます。冷たく済んだ空気に瞬く星空に歓声があがりました。
リュウグウの上空でお仕事中のはやぶさ2は、今は太陽の向こう側にいる(合の時期)ので、星空の範囲にはいないそうです。
写真の三角の明かりは、テント。真冬のテント泊に5名の勇者が挑戦しました。
翌朝4時半の天体ショーは、南東の空に一直線に並ぶ、土星、薄い月、金星、木星、木星の右にアンタレス。位置的に土星と月は見られませんでしたが、金星と木星とアンタレスは、ばっちり見られました。
周りが明るくなったら、朝のお散歩にでかけました。地元川内村のスタッフが里山散歩のお楽しみを解説します。
早くから動いているので、おなかが空きますね。昨日は麹菌を使うメニューだったので、納豆は朝食からNGだったのですが、解禁です。
2日目の最初のメニューは、手打ちうどん作り。飯舘村のスタッフが指南します。
うどん粉をふるって、塩水を混ぜてこねます。まとまったら、ビニール袋にいれて、踏みます。よーく踏むと腰の強いうどんができ上がります。踏んだら2時間くらいねかせます。
昨日のうちに仕込んででき上がった甘酒をいただきます。
炊飯器の保温温度の違い?なのか、5台の炊飯器の作品を飲み比べると味が違うんですよ。
そして、天文講座その2。アポロ月面着陸50周年特別企画の「アポロ疑惑講座」
アポロの月面着陸はねつ造なのか、てらきん先生が解き明かしてくださいました。
頭を使った後は、体を使うメニュー。
寝かせたうどんをもう一度ふんで、のして、切ります。
大きな茹で釜で、茹でて、具だくさんの汁をかけたら、手打ちうどんの完成です。
昼食には、想定よりおいしいうどんをいただくことができました!
最後の写真は、「川内村自然の村長 もりたろうくん」が隠れています。
みつけられるかな?
ハードなメニューの2日間と思われましたが、疲れたお顔はみつからず。広い年齢層の皆さんのタフな笑顔にうれしくなるばかりです。楽しかったね!
これにて、今年度のあぶロマツアーは、終了致しました。
ご参加くださった方々、講師の先生方、いわなの郷のみなさま、あぶロマスタッフも含めご協力いただいた皆様に感謝を申し上げます。
来年度もまた、楽しい企画をご案内する予定です。
どうぞ、お楽しみに。
そしてまた、お会いできますように!!