【川内村】モリアオガエルの繁殖地、平伏沼

川内村には、モリアオガエルの繁殖地として国の天然記念物に指定された平伏沼(へぶすぬま)があります。平伏沼は木戸川水系の千翁川の上流部に位置し、周辺はうっそうとした森林が広がります。ここは海抜842mの平伏山の山頂近くにある、面積12aの小さな沼です。流入河川が一つもなく、雨水が溜まることで沼を形成しています。

そんな平伏沼は、前述の通りモリアオガエルの繁殖地として国の天然記念物に指定されているのですが、モリアオガエルの繁殖地として国の天然記念物の指定を受けているのは、全国で岩手県の八幡平大場沼と平伏沼の2ヶ所のみで、それだけ貴重な生態系であることが分かります。

モリアオガエルは、日本固有のカエルで、背中にまだら模様のある緑色をしています。日本でよく見かけるアマガエルより少し大きいです。モリアオガエルの産卵は梅雨の時期に行われます。沼の周囲にある木々の沼にせり出した枝に直径10~15センチくらいの卵塊を産み付けます。この卵塊の中で孵化し、オタマジャクシになってから沼に落下します。時期を見計らって行くと、沼の中に無数のオタマジャクシが泳いでいるのを目にすることができます。

この貴重な生態系が守られている平伏沼は、いつでも自由に見学することができますが、生態系に配慮し、卵塊などに手を触れることのないようお願いします。

皆さんで一緒にこの貴重な自然を守っていきましょう!